【バスターズ】ティー☆のコメント eb9834767d7e943d4e25124eda0a6a74【妖怪ウォッチ】

「悪い」の定義が曖昧ですが、法的に有罪になることが「悪い」、ということであれば、悪いのは騙す人であり、騙される人は悪くない、と言えます。
しかし、世間一般で、騙された人に向かって他人が言っている「騙される方も悪い」というもの言いは、上記の視点とは違う話でしょうね。
では、ここで言うところの「悪い」とは何を指すか。推察するに、
・欲深いから悪いのだ
・無知または知識不足だから悪いのだ
のふたつになるのではないかな、と。
ただ、最近の詐欺の手口を見るに、ストーリーも手口も巧妙になってきていて、単に欲が深かった人や、無知な人ばかりが騙されている訳ではないようです。
私自身、指して欲深くもないし、無知という自覚もないのですが、それでも、詐欺で騙される可能性は大いにあると思っています。
つまり、客観的視点に立って「騙される方が悪い」と言い切れるような状態では無いケースも多々あるのではないかと考えます。
という前振りはもういいとして、本題はここから。
そもそも論として、この「騙される方が悪い」という言葉は、騙された人に向かって、他人が「お前も悪い」と評価するように使う言葉ではありません。
善悪は、一定のルールの中で、そのルールに照らし合わせて客観的にジャッジされるものであり、個人の感想や意見として他人を裁くことは、社会的にも、人間関係的にも、適切な行為とは言いがたいでしょう。
では、この言葉は誰が使う言葉なのか。
それは、騙されないように、または、騙されたときに、今後同じ過ちを繰り返さないよう、自らを戒めるために、自分自身に対して使う言葉であると私は考えます。
なので、もしこの質問が、騙された他人に対して使うつもりの言葉として聞いているのであれば、そもそも、そんなことを論じること自体が間違ってますし、大きなお世話ですよ、という答えとなり、
もしこの質問が、自分が騙された、という立場にいる人からの質問であれば、当然悪いのは騙す人で、あなたは悪くないけれど、今後同じ目に遭わないように、「自分にも悪かったところ、不適切なところはなかったかな」と考えるのは、とてもいいことだと思いますよ、という答えとなります。
（本から抜粋）