妖怪ウォッチ3雑談掲示板へのコメント

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なんとなくオリジナル小説の続きを置いておきます(需要とは)

前回の話とか設定とか↓
https://youkai.gamepedia.jp/yw3/comments/216782/

返信(16件) 2020年5月22日に返信あり

読みました~(クオリティー高かった…)
凄すぎますよ(∩´∀`)∩

応接室らしきソファーのある部屋で亡者と亡者が向かい合っている。

「ツメヅメとコダカがゼロツーに手ぇ出したんだってね」

ソファーの上で寛ぐ、を通り越し、
ほとんど寝ていた“人間らしき亡者”は僅かに姿勢を正した。

「……その顔、不安になってんだね。
たしかにツメヅメは口軽いけど、心配しなくてもいいよ。

ゼロツーは記憶の部分削除の後遺症が残ってるから
一週間後には全部忘れちまうし」

人間らしき亡者が完全に起き上がり、
それまで少しも動かなかった男の亡者が口を開いた。
聞いたこともない英語でなにかを話したが、
なんといっているのかわからない。

人間らしき亡者が笑った。
歯を見せて笑う顔から品性の下劣さが透けてみえるようだった。

「劇場を育てるのが今の代理の役目さ。
終わったら大人しく返してもらう。
交渉決裂で反撃しようってんなら上等だけど」

◇◇◇

コーヒーを飲みながら録画してあった映画を見ていた責任者は、
今は02の庭いじり____という名目の秘密基地作り____に付き合わされて庭で土をこねていた。

彼の存在というものは、なにかをじっくり作ろうとする時には、
強力な固有能力や身体能力よりよほど役に立つ。
秘密基地作りには最適だ、
なんてことをいったらきっと怒られるだろうから胸に秘めておく。

新入りの巣作りに付き合わせて申し訳ないな、
と思っていたが、三十分後に様子を見ると
責任者が02に指示を出して庭木を植えかえていた。

頬についた泥を拭おうともせず、
真剣な面持ちで采配する責任者の姿は、
全力で楽しんでいる人間のそれで、思っていた以上に幼いのかもしれない。

出会ったばかりの頃は猜疑心が異常に強く、
警戒を完全に解くのに一ヶ月近くもかかってしまった。

ゆるをはシンクでコーヒーカップを洗い始めた。

先日、コダカが舞台裏に連れてきたのが02だ。
見た目は十代後半の少女だったが、
達観的な口調と落ち着き払った姿勢は“お金持ちの偉いおじさん”を連想させた。

この世界の法則の順序を操るという強力な固有能力は、
最初こそ驚きはしたものの、ゆるをが02に
「固有能力が身体に馴染むまで、自分は固有能力が使用できない」
と“勘違い”させることで、制御は効くようになった。

02は過去を覚えていないのか、はたまた隠しているのか
自分の記憶が曖昧だと濁し、それからそういった話はしていない。

コダカが「代理に加わる人間は02が最後だ」といっていた。
つまりこのメンバーで生活しなければならない。
具体的な目標がない今、メンバーとの親睦性を深めるほかない。

シンクの中でカップとカップがぶつかり、
大きな音を立ててゆるをは我に返った。
慌てて確かめると傷にはなっていないようでほっとした。

天井を見上げた。
意識はその先にある二階に向いている。
彼____三人目の代理、No.74____は今日も布団を被って寝ているのだろうか。

「そんな小さな泥団子では命中したってダメージは入らないだろう。
見ろ、私が精魂込めて作ったスーパー泥ボールを」

「スーパーボールに泥浴びせただけだろそれ。
なにが精魂込めて作った、だ」

「隙ありッ」

「あっぶね!目狙ってくんな!!」

窓の外ではいよいよ盛大に土遊びをしていた。
二人とも昨日出会ったばかりにしては仲良くなっている。

No.74にも呼びかけてみよう、と
ゆるをは二人分のコーヒーを盆にのせ、階段を上がっていった。

◇◇◇

とりあえず第2回目はこれで終わりまっせ。
感想とか聞かせてくださいな。モチベになるので^(

次回!No.74、死す!デュエルスタンバイ!

スーパーボールに泥塗るってわァおサイコパ~ス?(ゑ)

お金持ちのおっさん、、、、ブルジョワG、、、()

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