【妖怪ウォッチ3】だるいPのコメント ee7f6e20724c08fdfb26016a82a64ba4

「うおおおおおおおおおおっ」

後ろから聞こえてくる、信じられないほど大きな声。

なんだかもう慣れてしまった。

きっとこのあと「シャイニングッ！」とか聞こえてくるんやろなぁ。

私___椿姫___はふくふく超特急から降り、声の主を振り返った。

「もおっ、ヒカリっ、いい加減にせぇや？」

「俺の光はッ！誰にもっ___」

「静かに、」

何回目だろう？尽きることの無いコイツのアホ正義感に呆れたことは。

騒いでいるヒカリを軽蔑の目でみる妖怪達。

そりゃそうなるよね。

こんな厨二病の正義バカが騒いでたら通報もしたくなる。

そろそろ面倒になってきたのでおさらばする事にした。

__が

「待ってくれ！！待ってくれ！椿！！」

「うわぁっ、突進せんといてやぁっ！」

ごすっと鈍い音がして背中に激痛が。

まったく…こういう時まで高速移動するなんて。

痛む背中を擦りながら一言文句を言ってやろうと口を開く。

「ヒカリなぁ！女の子への気使いは忘れんといてや！可憐な乙女やぞ！」

「…イサマシ族だろ？」

「…痛かったらごめんな」

「ストップストップ」

スっと拳を握りしめたが、ヒカリが焦ったように後ろに飛び退くので勘弁してやった。

おたふく駅のど真ん中、そんなやり取りを苦笑して見ている者がいた。

その人物と目が合う。

刹那、全身にぶわっと鳥肌が立った。

青い髪_____！

まさか_______！

「…つーちゃん、帰ろう？」

「かっ…帰らへん！！」

微笑み(悪魔)を浮かべて両手に縄を握っているふーちゃんことふぶき姫が。

縄…？！縛る気か？！

「助けてやヒカリっ、うちは自分で手を下さないタイプなんや！」

「椿、俺も帰った方がいいと思うぜっ！」

「あんたなぁぁぁ！」

ヒカリに言われた私の立場考えてや？

感情に任せ、ヒカリに術をかけた。

「ヒカリ、ふーちゃんと戦ってや！」

「行くぜ！！！シャイニィィィング！！！」

ふん、どうや私の癒しパワーは。

術(洗脳？)にかかったヒカリはふーちゃんに突進する。

素早い動きに反応できなかったふーちゃんが倒れ込んだ。

よし、今のうちに！