【妖怪ウォッチ3】おつ子@低浮上 オンドゥルルラギッタンディスカー!のコメント 3a0aa508b61455009c96587b8a63997a

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ふぁっ!!?
もったいないお言葉です〜 ありがとうございます!

続きもあるのでまた暇な時に小説更新すると思われます…
なにとぞよろしくお願いします()

「質問したいことが山ほどある」

「今のあなたではその能力を制御できていない。
無意識のうちに知るべきではないことを知ってしまう恐れがあるのですよ」

「……なるほど」

十一月二十九日は満足そうな笑みを浮かべて二度頷き、
右手を広げて部屋の外へと向けた。

「説明してあげましょう。

02さん、あなたは“神”として一度死んでいます。
本体に残ったのは“人間性”と“愛情”のみ。
今あなたの身体はその二つの概念に守られ、構成され、操られているのです」

十一月二十九日はにっこりという音が聞こえそうな顔で笑った。

02は特に感銘を受けていない。
あまり現状を嬉しく思っているわけではないようだ、
と02は自分を分析して頭を振った。

「人間として生まれ変わったあなたには、“代理達”に加わる権利がある」

コダカがもう一度小さく身体を揺らし、
だが十一月二十九日は構わず口角を釣り上げた。

◇◇◇

「ここはどこだ?」

落伍者の部屋、と頭に浮かんだ。

「落伍者の部屋…?」

「おっと、それ以上の追求はお勧めできません」

十一月二十九日が首を振り、
傍らのオブジェがそれに合わせてふるふると震えた。
どうやら中に生き物が入っているらしい。

「ではそちらの…」

「ああ、これはKODAKAです」

今度は質問するより早く十一月二十九日が答えた。
今は能力を濫用するべきはない、ということだろうか。
02は口を噤んだ。

「小高い丘のコダカ。それでKODAKAです。
私が所持しているオブジェクトAIですよ。

まあお気になさらず。空気のようなものだと思ってください」

傍らで蹲ったコダカが小さく身動ぎしたが、
そちらには目を向けることさえない。

「あなたは“02”と呼ばれる代理人でした。覚えていますか?」

「ゼロツー」

右に頭を振り、左に頭を振り、暴れようとする髪を両手で掴んだ。
いわれてみれば確かにそう呼ばれていた、という気がする。
ぼんやりとした記憶の中で不特定多数の誰かが「02」と呼び、
少女もそれに答えていた。

「記憶が曖昧だ」

「ですよね。なにもかも覚えていますなんていわれたら私だって困ります」

02という名、それに代理人という自身の背景は文字通り
「なんとなく」理解している。
具体的にどのような働きを為していたかまで把握できているわけではない。

02は顎に右手の人差し指と親指を当て、軽く俯いた。

十一月二十九日は深々と頭を下げ、すぐに上げた。

「改めまして、十一月二十九日と申します。
お見知りおきください」

「……ツメヅメ、か」

「お具合はいかがですか」

「あまり良くはない」

「ええ、ええ。よくわかります。
蘇生というやつは精神にも身体にも悪影響を与えます。
まったくもって非人道的です」

物腰、口調、共に丁寧だが、丁重さよりも滑稽さが上回っている。
十一月二十九日は頭を振って嘆いた。
ふうと息を吐き、乱れかけた髪をさっと整え、向き直る。
表情は再び笑顔に戻っていた。

 

(十一月二十九日って書いて“つめづめ”って読みます。かっこいいでしょ)

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